三井金属は、成長分野の 1 つと位置づけている全固体電池 向け硫化物系固体電解質「A-SOLiD 」の「初期量産工場」を新設する。
同社は 2019 年に固体電解質の量産試験用設備を埼玉県上尾地区に導入して以降、2度にわたる生産能力の増強を決定し、更なる需要が見込まれている。2027 年近傍に全固体電池を搭載した EV の初期市場導入が計画されており、同社固体電解質が電池特性を左右するキー・マテリアルとして採用される見通しが高まってきた。更なる生産キャパシティーの確保、および革新的生産プロセス開発を目的として埼玉県上尾地区に固体電解質の「初期量産工場」を新設することを決定した。初期量産工場は 2027 年の稼働開始を予定。また、現在稼働中の量産試験棟と合わせ、当社は世界最大規模の固体電解質の生産能力を備えることになると見込んでいる。
三井金属、埼玉県上尾市の総合研究所敷地内に初期量産工場
- 2024年11月19日
- 工場・設備投資
- 2024年11月6日号, 三井金属, 硫化物系固体電解質
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