横河電機、2025年3月期第2四半期決算 制御セグメントで大口・小口案件獲得進む 受注高を情報修正

横河電機は、2025年3月期第2四半期決算を発表し、売上高は前年同期比4.7%増の2665億8000万円、営業利益は7.7%増の363億1400万円、純利益は29.9%減の245億7300万円の増収減益となった。受注高は9.3%増の2910億円となっている。
セグメント別では、制御事業は、受注が106億円増加の4.2%増、売上高も50億円増加の2.1%の増加。測定器事業は、受注が26億円増加の14.7%増、売上高は19億円減少の15.8%減となった。
制御セグメントの地域別の状況について、中東とアフリカが好調を維持する一方、中国が景気減速の影響で低調、北米も今年度になって停滞している。サブセグメント別では、エネルギー&サステナビリティ事業が213億円増加、11.2%増で拡大し、小口案件でも堅調に推移している。マテリアル事業は5億円増加、3.3%減。中国経済減速の影響を受けたが、国内での高機能化学の投資継続、中東の肥料プランと、インドの化学プラントなど大口受注の獲得が進んでいる。ライフ事業は、2億円減、3.5%減少。国内は食品と医薬品向けで伸長したが、欧州や中国の減少分のカバーまではいかなかった。
通期業績見通しは、受注高を100億円増に上方修正したが、それ以外の変更はなく、売上高5630億円(4.2%増)、営業利益は750億円(4.8%減)、純利益は490億円(20.6%減)とした。

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