NECA(日本電気制御機器工業会)は、2024年度第2四半期の出荷統計をまとめ、出荷総額は前年同期比13.9%減の1520億円となった。一方で前期比では101.4億円増加の7.2%増となり、2期連続で100%を超えた。また操作用スイッチ、検出用スイッチ、制御用リレー、PLC・FA システム機器、制御用専用機器の5大品目すべてで前期比100%を超え、市況の回復傾向が鮮明になっている。
総額1520億円のうち、国内向けは902億8000万円。前年同期比16.9%減、前期比では7.7%増となった。輸出は617億2000万円で、前年同期比9%減、前期比6.3%増。輸出比率は40.6%となった。
仕向地別では、アジア太平洋が386億2000万円で、前年同期比4.1%減、前期比10.8%と大幅に増加。うち中国は139億3100万円で、前年比同期比16.0%増、前期比6.7%増と底を打った印象だ。北米は107億6100万円で、前年同期比2.9%減、前期比6.5%増。欧州は111億1100万円で、前年同期比26.4%減、前期比でも6.7%減と厳しい状況となっている。
品目別では、前期比では5大品目全てで100%を超え、操作用スイッチ、検出用スイッチ、制御用リレーは 2 期連続、PLC・FA システム機器は6期ぶり、制御用専用機器は3期ぶりの100%超えとなった。
操作用スイッチは85億400万円で、前年度比3.9%減、前期比6.5%増。検出用スイッチは251億7800万円で、前年度比0.5%増、前期比4.3%増、制御用リレーは375億8500万円で、前年同期比9.2%減、前期比3.6%増、PLC・FA システム機器は473億4400万円で、前年同期比29.9%減、前期比8.0%増、制御用専用機器は333億8900万円で、前年同期比0.6%減、前期比12.8%増となった。
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