シュナイダーエレクトリックは、データセンター市場に特化したサーバー給電用バスダクト「I-LINE Track Busway(アイライン・トラックバスウェイ)」を発売した。
近年は半導体製造や大型データセンターなど大容量の電流を必要とするアプリケーションが増加してきている。バスダクトは、アルミニウムや銅の帯状導体を絶縁物で覆ったものを金属製のケースに納めたユニットを組み合わせて電路を構成し、大電流の送電が可能。ケーブルで行ってきた電力幹線を代替するものとして採用が増加している。
同製品は、データセンター市場のニーズに特化して開発したバスダクト。従来のバスダクトでは位置が固定されていたプラグインユニット差込口を、レール状の幹線導体(トラックバス)上に任意に柔軟に取り付けることができ、サーバーラックのレイアウトに合わせて等間隔・均一な設計が求められるデータセンターの設計ニーズに対応。また、プラグインユニットは工具不要で容易に幹線に取り付け・取り外しでき、工期短縮や不要なダウンタイム短縮にも貢献する。
幹線の直線レールやジョイントユニットも、組み合わせによりすぐに稼働・通電が可能なプラグ&プレイソリューションとして設計され、短期間でシステム構築が完了。各種監視機・計測機器によるリモート監視もでき、高度なモニタリングも可能となっている。
https://www.se.com/jp/ja/about-us/newsroom/news/press-releases/