
横河計測は、最大入力電圧2000V、周波数帯域400MHzの差動プローブ 「PBDH0400シリーズ」 を発売した。
近年はシリコンカーバイド(SiC)を活用する次世代パワーデバイスの実用化、量産化が進み、パワーエレクトロニクス業界から高電圧でより速い信号計測、高精度な計測への要求が高まっている。アース接続されていない電位からの測定が求められ、通常のプローブではなく差動プローブが必要とされる。
それに対し同製品は、高電圧・高速信号が計測可能な高周波数帯域の差動プローブ。電気自動車や再生可能エネルギー用途で求められる1000V以上の高電圧と広い周波数帯域での計測に対応し、高速に変化する信号の正確な波形観測が可能。優れた耐ノイズ特性を持ち、波形のオーバーシュートやリンギングなど、これまでは見えなかった、予期しない問題を引き起こす現象の検出できるようになっている。
同社製のオシロスコープと接続した際は、自動電源供給機能で外部からの電源供給がいらず、コストや設置スペースを節約可能。プローブ減衰比設定も自動設定されるため、接続直後に測定を始めることができる。同社の12ビットのミックスドシグナルオシロスコープと組み合わせることで、高電圧・広帯域・高分解能の波形観測が可能となる。
電気自動車のインバータの高速スイッチング信号の高精度な評価や、SiCやGaNを活用したパワーエレクトロニクスの電力解析、動作確認、電気、電子回路の設計・評価、高効率モーター、ロボット、センサーなどの産業機器の分析とテストの用途に最適となっている。