日本ケミコンは、グループ会社のケミコン東日本宮城工場(宮城県大崎市)の敷地内に、導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサの専用工場となる新製造棟を竣工した。
新製造棟で生産するハイブリッドコンデンサは、低いESR特性を持ち、安定した温度特性や高い耐熱性、長寿命を実現したアルミ電解コンデンサ。電子化、電動化が進む自動車への採用が急拡大しているほか、通信基地局やAIサーバーへの採用が見込まれ、増産体制が急がれていた。今回の新製造棟の稼働により、全社のハイブリッドコンデンサの生産能力は、2028年度には5年前の2倍となる月産1億個に拡大する計画。
新製造棟は2階建てで、延べ床面積は1万1930平方メートル、総工費は約50億円(建屋部分のみ)。自動化技術やIoT技術を結集したスマートファクトリーとなっている。
https://www.chemi-con.co.jp/news/detail.php?id=release20240930