不二越、ぶつからない小型協働ロボット「MZS05」発売 接近検知で衝突による危険を回避

不二越は、接近検知によってぶつからない小型協働ロボット「MZS05」を発売した。
これまでの協働ロボットは、一般的に人と接触した際に停止するため、ロボットの動作速度やハンド、掴んでいるワークによってはケガなどの潜在的なリスクがあり、作業者の接触に対する不安やユーザー内での安全規定による制約が普及の壁となっていた。
それに対し同製品は、高速・高精度の小型軽量協働ロボット「CMZ05」をベースに、高速・高精度による高い生産性はそのままに、人や障害物の接近を検知するセンサーをロボット本体の前側などに複数内蔵し、360°どこから接近してもぶつかる前に停止する機能を装備。センシング距離は、5000mm以内で減速。任意に設定も可能。検知した障害物が除去されると、追加操作無しに動作を再開し、作業者の不安解消と生産性の低下を防止している。
小型協働ロボットとしてはトップクラスの高速・高精度を実現し、最高速度は協働時1000mm/sec、非協働時2500mm/sec。位置繰り返し精度は±0.02mmとなっている。また中空手首構造を採用し、本体外側の配線・配管の引き回しが不要となり、周辺装置との干渉リスクを低減している。
可搬重量は5kg、リーチ長は927mmとなっている。

https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/news/pre/pdf/20241031.pdf

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