三菱ケミカルグループは、半導体の製造工程に使用される超純水製造用のイオン交換樹脂について、九州事業所・福岡地区(福岡県北九州市)の生産能力を増強する。2026年4月の稼働を目指す。
イオン交換樹脂は、水からイオン状の不純物を選択的に除去・回収する機能を持ち、水処理分野で使用される合成樹脂。軟水や純水などの工業用水の製造、医薬・食品の精製、半導体向け超純水の製造など幅広い用途で使われている。
近年の半導体市場の拡大にともなって半導体の製造工程で使用される超純水製造用のイオン交換樹脂の需要も増加しており、同社のイオン交換樹脂は半導体の洗浄工程などよりクリーンさが求められる超純水の製造に適していることから今回の増強を決定した。九州事業所・福岡地区の既存設備のうち、精製を行う再生系設備を増強する。
三菱ケミカル、北九州市の九州事業所で半導体向け超純水製造用イオン交換樹脂の生産能力増強
- 2024年12月3日
- 工場・設備投資
- 2024年11月27日号, 三菱ケミカルグループ
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