ヒロセ電機は、2mmピッチの基板対ケーブル圧着コネクタ「DF51」シリーズに複合分岐アダプタを追加した
センサーを数多く搭載する半導体製造装置や搬送機、実装機など産業機器の内部は数多のケーブルが密集し、省配線化が求められている。分岐配線をする場合、基板パターンで分岐をさせた分岐基板を使用することが多いが、サイズが大きく、スペースの確保が必要とされていた。
それに対し同社は、電流を分岐する「分岐アダプタ」に続けて、新たに分岐端子(電源)と分岐なし端子(信号)を合わせ持つ構造の「複合分岐アダプタ」を開発。複数のセンサーへの電源ラインを共通化ができ、省配線化とトータルコストを削減。分岐基板から複合分岐アダプタに置き換えることで大幅なサイズダウンとコストダウンもでき、分岐アダプタと複合分岐アダプタを組み合わせた多数分岐接続も可能となっている。
また、複合分岐アダプタのばねロック機構でパネルへの固定に対応し、取り付けや取り外し時の作業性と利便性も向上する。
https://www.hirose.com/corporate/ja/additional/pressreleases/DF51_Composite_Branch_202411.html