NSKは、同社製ダイレクトドライブモータ「メガトルクモータ」を駆動制御するEtherCAT対応ドライバを2025年4月から発売する。
メガトルクモータは、減速機を介さず、回転部にサーボモータがダイレクトに結合されている高精度位置決め・搬送装置である同社製のダイレクトドライブモータ。軸受、サーボモータ、角度センサを一体化した構造で、正確な回転運動を生み出し、搬送対象を素早く動かして正確な位置への停止が可能。信頼性に優れた専用レゾルバを角度センサとして採用し、厳しい環境下でも安定した性能を発揮でき、半導体製造装置など産業機械向けに幅広い用途で採用されている。
それに対し同製品は、メガトルクモータを近年普及が拡大している産業用ネットワーク「EtherCAT」に対応させる専用ドライバで、複数モータの統合制御や高速同期運転を可能にし、装置の立ち上げや稼働時のタクトタイムの短縮を実現する。また、専用レゾルバの信号をアナログ・デジタル処理することで、角度分解能を現行の専用ドライブユニット使用時に対して1.6倍に向上でき、より細かな回転位置決めが可能になる。
現行のメガトルクモータ11製品に対応し、半導体製造装置や電子部品検査装置、画像処理装置など幅広い用途の装置に利用可能。既にメガトルクモータ採用の設備に導入することでEtherCAT対応も実現できるようになる。
NSK、メガトルクモータ用EtherCAT対応ドライバ発売 同社製DDモータの機能・性能を向上
- 2024年12月17日
- 新製品/サービス
- 2024年12月11日号, NSK
オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。
購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。
オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています