NECA(日本電気制御機器工業会)とJSA(日本規格協会)は、共同で原案を作成した3ポジションイネーブルスイッチの日本産業規格(JIS)である規格番号「JIS C 8201-5-8:2024」、規格名称「低圧開閉装置及び制御装置- 第5―8部:制御回路機器及び開閉素子―3ポジションイネーブルスイッチ」を、2024年11月20日付で改正した。
今回の改正では、適用範囲の拡大や信頼性データの決定手順の明確化を実施し、FAや各種産業分野において、危険領域で設置、教示、保全などの作業をする場合に3ポジションイネーブルスイッチを使用することで作業者のリスクを低減することが期待される。
主な改正内容は、2020年に改正された 3 ポジションイネーブルスイッチの国際規格(IEC 60947-5-8)に対応し、a)適用範囲に、従来の手動式の 3 ポジションイネーブルスイッチに加えて、足踏み式のイネーブル機器に組み込まれる足踏み式の 3 ポジションイネーブルスイッチを新たに追加。b)イネーブルスイッチを組み込んだ装備機器の図の例を附属書 A に追加。c)機能安全適用で使用されるスイッチの信頼性データを決定する手順の附属書 B(規定)を新たに追加した。
https://www.neca.or.jp/wp-content/uploads/NewsRelease_JIS_-enable-switch.pdf