
川崎重工業は、ロボットシステムの構築検討を簡単に行うことができる産業用ロボットのプログラミング支援ソフトウェア「neoROSET(ネオロゼット)」を発売した。
同ソフトは、シンプルなユーザーインターフェースによって視覚的にロボットプログラムの作成でき、従来のオフラインプログラミングツール「K-ROSET(ケーロゼット)」から操作性を大幅に向上。CADファイル読み込みを標準でサポートし、ロボットや周辺機器などのレイアウトを簡単に作成可能。仮想コントローラ、仮想ティーチングペンダントによる実機同等の高精度シミュレーションができ、適用用途に合わせた専門機能により実際の現場のデジタルツイン構築により、システム立ち上げ時間を削減できる。シミュレーション結果は動画ファイルや3D PDFとして簡単に出力可能となっている。
ハンドリングや、塗装・シーリング、アーク溶接、スポット溶接に加え、半導体製造装置向けロボットにも新規対応している。
今後は、ロボット用自動教示ソフトウェアである「KCONG(ケイコング)」の教示機能を統合し、用途毎に機能の拡充を行うアップデートも近日中に予定している。