オリエンタルモーターは、教育用の3軸小型卓上ロボット「Motion System Master」を発売した。
同製品は、産業用ロボットの要素を機械・ソフトウェアの面から学べる、工業高校や高等教育機関、製造業従事者のための教材ロボットセット。本体はロボットの構造やメカニズムの学習のために工夫した構造を採用し、ソフト面ではコマンドアイコンを利用したノーコードプログラミングによって素早く「こんな風に動かしたい」を実現できる。
教室や実験室の卓上などでの学習のしやすさを重視し、サイズは全設置面積φ16cn、本体重量4.2kgの小型・軽量タイプ。最大リーチ長(水平)390mm、可搬質量1kg、繰り返し位置決め精度±0.1mmとなっており、アーム部品は交換も可能。アーム長、形状をカスタマイズして、可動範囲を拡大できる。エンドエフェクタの取付も容易なため多種多様なパーツを組み替えてオリジナルのロボットを創り出すことができる。
また産業用ロボットの導入費用は数百万円〜となっているが、同製品は本体、コントローラ、ドライバ、ケーブルのセットで49万8000円(税抜)と低価格に抑えている。ロボット単体でも29万8000円(税抜)で販売する。特別教育がいらず、プログラミングソフト「MRC Studio」は無料で使え、ロボット制御未経験者でもすぐにマスターできる簡単なソフトとなっており、ロボット人材教育に幅広く導入・活用できるようになっている。
同社WEBサイトでの販売は2025年1月を予定している。
https://www.orientalmotor.co.jp/ja/products/robots-controllers/motion-system-master