2025年の弊社は「日本の製造業界の力を信じ、FA製造業界の地位を引き上げ、もっと皆様のお役に立っていくこと」を目標とする。ひねりがない、ありきたりな言葉で恐縮だが、当たり前のことを、愚直に、飾らずやっていく。それだけだけだが、今こそそれが必要なのだ。
最近は「悪名は無名に勝る」「有名になれば良い」といった風潮が強く、恣意的な形で、挑発したり、貶めたり、否定したり、疑問視したりと、マイナス感情を刺激するような表現が溢れ、BtoB、製造業に関する話題でもよく見かける。これらは日本の製造業のイメージダウンになってしまっている節があり、ただでさえ人手不足だというのに、マイナスな話ばかりでは製造業に入りたい、魅力的だなんて思ってはもらえない。業界を挙げてこの負の連鎖をなくす、または打ち消してプラスにひっくり返すくらいの行動が必要だ。のんびり構えている暇はない。「この国から製造業がなくなったらどうなるか」「どれだけ製造業が私たちの生活を支えているか」「製造業を進化させ発展させていくことが私たちの幸せにつながる」という啓蒙活動を強化し、日本の製造業には高い価値があり、国を挙げてもっと応援していくことを広め、世間の見方を覆すことが必要なのだ。
当社は零細で弱小の業界メディアである。しかしFA製造業界に対する熱い思い、貢献する意思は他には負けない。小さいからこそ自由に動け、柔軟に対応できる強みがある。周りがどう言おうと、私は日本ほど製造業の幅が広く、懐が深い国はない。2025年は日本の製造業の強さや魅力、社会への貢献度などを業界内外に伝え、意識と見方を変える活動に注力する。具体的に何をやっていくか。それは始まってからのお楽しみだ。