富士電機、配電盤と電源装置の生産能力拡大に向け神戸工場の生産棟を拡大

富士電機は、配電盤、電源装置の生産能力拡大に向けて、神戸工場(兵庫県神戸市西区)に設備投資を行い、生産棟を拡張する。2025年6月に建屋の建設を開始し、竣工は2026年9月を予定している。
生成AIの普及にともなってデータセンターの建設が拡大しており、サーバーや空調などに電力を安定供給する受変電設備や電源装置の需要が急速に高まり、同社のデータセンターや半導体工場向けの受変電設備・電源装置の受注高は、2026年度に2023年度比で約2倍となる見込みとなっている。
これに対し、配電盤、UPSを生産する神戸工場の生産棟を拡張し、スキッドシステム生産設備(クレーン・試験装置)を整備し、配電盤、UPSの生産能力は1.5倍に向上させる。
スキッドシステムは、従来個別に現地搬入していた配電盤、UPS、変圧器などを共通架台に艤装して一体化(ユニット化)し、ユニットの状態で現地に搬入する手法。工場と現地でそれぞれ行っていた配線、通流試験、シーケンス試験、外観検査を工場に集約でき、データセンターの建設期間短縮に貢献する。出荷前試験から現地据付までの期間を40%短縮でき、現地工事や現地試験に必要な作業者数も削減でき、工事業者などの人手不足解消も可能になる。

https://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/1204345_4830.html

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