仕事・労働は「求道」ではない。楽しんだもの勝ちだ

今号からオプテックス・エフエーの湯口社長によるコラム連載「We love Automation!」が始まった。多忙のなかリソースを割いていただき、大変ありがたい限りだ。コラムでは、連載名の「We love Automation!」の通り、同社の技術や製品、サービスの宣伝というよりも、同じFA業界に属する者同士、競い合い、高め合って、業界を盛り上げていくために普段から考えていることや感じていることなどをカジュアルに発信してもらう予定だ。ぜひ楽しみにしてほしい。それと同時に「私も書きたい」「モノ申したい」という声は大歓迎だ。弊紙を都合よく使って業界内外に声を発信してほしい。

第1回目のコラムは「仕事に向かう姿勢」について語っていただいた。詳細はコラム本編にまかせるとして、好きなことをやっていると時間はあっという間に過ぎる。また、好きなことのなかで困難に直面しても、逆にアドレナリンがドバドバ出てきて燃えたりする。平坦な道も凸凹道も上り坂も下り坂も、好きなことならどんな状況も楽しめたりもする。目標を達成した時の達成感は何物にも勝る。何かを「好き」「love」という感情はものすごいパワーを秘めている。人に第一歩を踏み出させ、時間を忘れるほど夢中にさせ、困難すら楽しみに変えてしまう。まさに「愛は盲目」。何かに夢中になれるというのは本当に幸せなことだ。

仕事は生活するためのお金を得る手段であり、趣味とは違う。好きになる、楽しむものではない。それもまた然りだ。しかし1週間168時間のうち、週5日で40時間、約4分の1は私たちは仕事に時間を費やしている。労働は求道ではない。趣味と同様、単に私たちの生活の一部なだけで、好きに楽しめばいい。人生は一度きり。楽しんだもの勝ち。だったら24時間楽しめるような心持ちとし、そうした場に自らの身を置いた方がお得だろう。無理に好きになる必要はないが、気づいたら楽しくて好きになっていた。FA、製造業の領域でそうした人を1人でも増やしていく。それが私のミッションであり望みだ

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