安川電機は、2024年度第3四半期決算を発表し、売上高は3936億8900万円(前年同期比7.2%減)、営業利益は343億1300万円(26.3%減)、純利益は460億400万円(30.2%増)とした。売上高は高水準な受注残があった前年に対してモーションコントロールを中心に減収となったが、利益は持分法適用関連会社の一部の株式譲渡により増益となった。
セグメント別では、モーションコントロールは売上高1783億円(12.8%減)。ACサーボは米州、アジアで半導体向けが緩やかに回復しているが、日本と中国市場の回復が遅れている影響で減収減益となった。インバータは太陽光発電用パワコン販売が堅調だった。
ロボットは売上高1705億円(2.1%増)で増収となったが、生産稼働率の低下などにより営業利益では13.2%減の161億円となった。日本と欧州の自動車関連の売上が増加し、半導体ウエハ半草ロボットが堅調に推移したが、一般産業分野の設備投資需要は伸び悩みがあった。
通期業績見通しについて、韓国の半導体関連の設備投資の調整影響や米国大統領選挙にともなう設備投資の一時的な様子見の動きによって受注が下回ったことから、売上高は5757億円、営業利益は662億円、純利益は507億円に下方修正した。
安川電機、2024年度第3四半期決算 減収増益 通期見通しを下方修正
- 2025年1月23日
- 決算・業績
- 2025年1月22日号, 安川電機
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