三菱電機、米国と日本で電力エネルギーシステム事業の生産体制を強化

三菱電機は、エネルギー転換と電力需要の増加への対応に向け、日本と米国で約160億円を投資して生産体制の強化を行う。
米国では、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー転換や電力需要の増加を背景に、開閉器・パワーエレクトロニクス機器の需要への対応が急務となっている。米国の子会社三菱電機パワー・プロダクツは、この需要拡大に対応するため、新工場棟の建設を含む生産エリアの拡張、新生産設備の導入を行い、開閉器、パワーエレクトロニクス機器の生産効率の向上と供給能力の拡大を図る。
生産体制強化における開閉器工場の新棟建設と既存棟内のリレイアウトでは、オール電化と再生可能エネルギーの活用により、生産エリアのネットゼロ化を実現する。開閉器の生産機種は、地球温暖化係数の高いSF6ガスを使用する電力用ガス遮断器から、「脱炭素コンポーネント」として位置づけられ、環境負荷の低い自然系ガスを使用する真空遮断器へと将来的に転換していく。
日本国内では、系統変電システム製作所(兵庫県尼崎市)の一部の生産エリアのリレイアウトを行い、キーコンポーネントを含む開閉器の生産増強を図る。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2024/1030.html

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