2024年度3Q決算 三菱電機、2025年3月期第3四半期決算 3Q売上・利益は過去最高を更新 通期予想も情報修正 FAシステムは受注回復が続く

三菱電機は、2025年3月期第3四半期決算を発表し、売上高は4兆3億5100万円(前年同期比5.8%増)、営業利益は3035億5500万円(36.5%増)、純利益は3407億9500万円(8.0%増)の増収増益となった。3Qとしても売上高1兆3567億円、営業利益1268億円で、売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。
セグメント別について、インダストリー・モビリティは苦戦が継続。売上高4070億円(△220億円)、営業利益は206億円(△218億円)で減収減益となった。うちFAシステム事業は売上高1825億円(△7億円)、営業利益は141億円(△7億円)でこちらも減収減益。脱炭素関連分野での需要停滞が継続したが、中国のスマートフォンや工作機械関連の需要や日本・中国・台湾におけるAI関連の半導体などの設備投資需要が増加し、売上高はほぼ前年並みだったが、受注高は前年同期を上回っている。またFAシステムの受注は2023年度4Qから回復しはじめており、1Q、2Q、3Qともに受注額は前年同期比、前四半期よりプラスで推移しており、受注の回復が進んでいる。
ライフは売上高5396億円(673億円増)、営業利益399億円(184億円増)と好調。ビルシステムは、受注は国内のリニューアル事業やアジアが増加し、空調家電は、欧州は需要停滞が続いたが、アジアや北米で空調機器の需要が堅調に推移し、円安影響や価格改善効果もあって好調だった。
インフラは、売上高2993億円(658億円増)、営業利益は305億円(206億円増)で好調。社会システムは国内の交通事業や公共事業の設備投資が増加し、電力システムは海外の電力流通事業や発電事業のが増加し、防衛・宇宙システムは政府関連予算の増加などにより需要が堅調に推移し、大口案件の増加もあって好調だった。
通期業績見通しについて、売上高を上方修正し、売上高5兆4000億円(2.7%増)で前回見通しから100億円増、営業利益4000億円(21.8%増)と純利益は4300億円(17.5%増)としている。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2025/0204.html

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