![](https://www.automation-news.jp/wp-content/uploads/2025/02/IDECレーザースキャナ.png)
IDECは、人やモノの接近を検知できる、セーフティレーザスキャナ「SE2L形」について、耐環境性能をはじめ各種機能を強化した「SE2L Advanced」を発売した。
同製品は、受光回路を新開発し、スキャナの内部構造を改良することで、従来製品と比べて耐環境性能を大幅に強化。粉塵、外乱光などによるセンサへの影響を大幅に減らし、誤検知を低減する。光学窓に導電性コートを施し、汚れやホコリの付着リスクを大幅に低減し、機械の意図しない停止を防止し、現場の安全性と生産性を両立を実現する。
防護領域5m、検出角度270℃の広範囲の検出性能を維持しつつ、警告領域の範囲を20mから30mに拡大。警告領域を拡大することでAMRなどの移動体ロボットに搭載して周囲の地図を作成する際に、より広い範囲をマッピングすることが可能となった。
また、AGV・AMR に必要な安全機能を搭載した同社製安全自律走行ホイール「SWD」等と組み合わせたAGV・AMR ソリューションとしても提供が可能。エンコーダ入力を追加し、2軸監視を可能としたことで、速度やカーブに連動したエリア切替えが簡単にできるようになるなど、AGV・AMRに使用する際の利便性を高めている。
価格はオープンで、活用シーンによって選べるようケーブルタイプ、コネクタタイプの2機種をラインナップしている。