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大崎電気工業は、AI 制御と蓄電池を使った電気料金と再生可能エネルギー利用率を最適化するサービス「SmaRe:C」(スマレック)を開発し、4月から発売する。
工場をはじめ、企業は脱炭素化対策として再生可能エネルギーの活用が広がる一方で、割高な電気料金や電力供給量の不安定さが懸念されており、電力調達コストの削減と再エネの安定的な確保の両立が課題となっている。
それに対し同サービスは、エッジAI端末と連携したEMSと蓄電池で構成されたシステムを導入し、太陽光発電の発電状況、電力のスポット市場の電力料金、蓄電池の充放電サイクルをAIで一元的に制御し、再生可能エネルギーの調達量を最大化し、且つ電気料金の最適化を可能とするもの。
エッジAI制御によって電力会社が提供する「市場連動型プラン」で安価な電力を購入し、市場価格が
高騰する時間帯の電力調達を抑制。価格が安価な時間帯に購入した電力は蓄電池に充電し、太陽光発電の発電量と電力使用量を AIで予測し、最適なタイミングで放電を行い、最適な充放電で電力調達価格の高騰リスクを低減する。
蓄電池は、1954年設立の世界的な化学メーカーである台湾プラスチック社製を採用。電池材料からセル生産、電池システムまで一貫生産した高品質な蓄電池を調達し使用する。
再エネ電力を活用する中小規模の製造業、流通小売業を対象に4月から発売する。
https://www.osaki.co.jp/ja/notice/notice-20250204/main/0/link/20250204_smarec.pdf