
キユーピーのグループであるキユーピータイランドとキユーピーインドネシアは、各既存工場内に生産ラインを新設し、稼働を開始した。
キユーピータイランドではオセアニア地域を中心とした輸出事業が好調で、2023年度のマヨネーズ類の輸出実績は2019年度比で3倍以上に急成長している。急拡大する輸出需要に加え、今後も伸長が見込まれるタイ国内の需要にも対応するため、今回東南アジアで初となる高速充填ラインを導入し、従来の約2倍の生産スピードを実現。マヨネーズ類の年間生産能力3万6000トンのうち新棟は1万8000トンを生産する。また新棟の屋上にも太陽光パネルを設置し、工場全体の再生可能エネルギーの割合を約25%から約35%に引き上げている。
キユーピーインドネシアは、2024年には現地でなじみのある新商品を発売し、現地の食文化に合わせた商品開発やメニュー提案で業績は伸長している。また小型スーパーでマヨネーズやドレッシング導入が広がり、商品認知率も高まってきている。生産能力は年間1万9500トン。このうち新設ラインでは1万2000トンを製造する。