富士電機は、2025年3月期第3四半期決算を発表し、売上高は7910億6400万円(4.1%増)、営業利益は684億3100万円(18.7%増)、純利益は554億1500万円(48.7%増)となり、過去最高売上を更新した。
セグメント別では、全部門で増収を達成。エネルギーは売上高2370億円(3%増加) 営業利益200億円。器具分野の需要回復の遅れによる需要減少等があったが、エネルギーマネジメント分野を中心としたプラント、システムの需要が増加。インダストリーは、売上高2922億円(5%増)、営業利益175億円。オートメーション分野の低圧インバータの在庫調整継続や、設備工事分野における大口案件影響があったものの、プロセスオートメーション、社会ソリューション分野、DXソリューション分野の需要が増加した。半導体は売上高1667億円(同水準)、営業利益215億円。電動車(xEV)向けパワー半導体の海外向け物量が減少したが、産業分野向けの物量増加があった。食品流通は、売上高855億円(8%増加)、営業利益123億円。自販機分野は国内の需要拡大、原価低減の推進等により、売上高、営業損益ともに増加。店舗流通分野は、新紙幣発行に伴う改刷対応特需を主因に、売上高、営業損益ともに前年同期を上回った。
通期見通しに修正はなく、売上高は1兆1140億円(1.0%増)、営業利益は1115億円(5.1%増)、純利益は860億円(14.1%増)としている。
https://www.fujielectric.co.jp/common-resource/ir/data/2024q3_1.pdf