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東芝インフラシステムズは、炎天下や高温環境などの過酷な環境下で働く作業者の体調や環境の変化を「見える化」する産業用途向けリストバンド型センサ「MULiSiTEN(マリシテン)」について、高所落下検知機能とGPS機能を追加した新機種「MULiSiTEN MS200」を発売した。
同製品は、作業者が腕に装着するだけで、過酷な環境下の作業現場における温度・湿度・気圧等の環境要因の計測に加え、作業者の脈拍数・加速度・角速度を計測するリストバンド型センサ。身長、体重、脈拍数、生活習慣などの個別情報を基に演算した独自指標「暑さストレスレベル」も測定でき、「暑さストレスレベル」が一定のレベルを超えた場合は、振動と表示で作業者に通知することで、体調変化によるリスクを事前に低減でき、作業者の自己管理に貢献。過酷な環境下でも使えるロバスト性と、Bluetoothと中継器を活用した無線通信機能による遠隔地からの見守り機能も搭載している。
新機種は、新機能として「高所落下検知機能」と「GPS機能」を搭載。作業者が高所から落下した場合にアラートを出して周囲に知らせることができ、単独作業の作業者が落下した場合、周囲に気づかれずに放置されるなどのリスクを回避できる。またGPS機能で作業者が作業している場所を把握し、作業者の行動を追跡も可能となった。
さらに、現行製品よりも画面サイズを大きくし、アイコンや測定データをカラーで表示することで、作業者が作業現場の状況と体調変化を確認しやすくし、ユーザビリティを向上させた。
https://www.global.toshiba/jp/news/infrastructure/2025/02/news-20250212-01.html