パナソニック インダストリー、ACサーボシステム「MINAS A7」ファミリー発売 AI搭載で立ち上げ時間を大幅短縮&基本性能を大幅向上

パナソニック インダストリーは、ACサーボシステム「MINAS A7」ファミリーを発売した。
同製品は、「 即応力。 設備・人・アプリへの即応」をコンセプトに基本性能を大幅に向上。エンコーダ分解能は従来品の23bitから27bitに高め、狙った位置に滑らかに移動し、正確に停止させ、位置決め性能を大幅に高めた。速度応答周波数は4.0kHz以上で、従来機種比125%まで向上し、ゲインを高めて指令だけでなく外乱にも即応答して加工品質を上げることができる。モータ最高回転速度は従来品の6500r/minから7150r/minとし、高速域へ出力範囲を拡大したことにより大きなモータに変更せずに装置速度の向上を可能にした。最短通信周期は62.5μsで従来比1/2を実現。高速化するコントローラ制御周期に応答が可能となり、より細やかな制御ができるようになった。
またモータを低発熱化し、過負荷時の動作時間を1.9倍に拡大。よりタフに動作を継続して安定稼働が可能。モータとサーボアンプも小型化し、サーボアンプは最小設置間隔を1mmに短縮し、設備の省スペース化に貢献できる。
AIを搭載してサーボモータを知能化し、自動調整機能、保全機能の拡大、用途最適機能などを実現。簡単調整から熟練者の技術が必要な高度調整まで自動調整で立ち上げエンジニアリング工数を削減でき、作業時間を90%削減。調整時間と精度から重視するポイントで3つのチューニングから場面に応じた調整方法を選ぶこともできる。稼働時には、動かすごとにサーボアンプが自動で装置負荷に応じてリアルタイムに簡易調整を実施し、手間なく安定した稼動を実現。
また超高精度についても、熟練者の判断をAIが実行し、超高精度調整を簡単に実現。熟練技術者でも数日かかる煩雑な調整も、条件設定するだけでAIが自動で最適化。µmレベルの超高度調整を簡単に実現可能。複数の場所、複数の動作ですべての要求性能を満たす高度自動調整が可能となっている。
アプリケーション用途にも最適化し、センサ直結フィードバック(変位制御)と、センサ直結フィードバック(圧力制御・開発中)とガントリ制御(開発中)をラインナップしている。

https://ac-blog.panasonic.co.jp/ja/motor/fa-motor/ac-servo/a7/special/top

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