明治電機工業、2025年3月期第3四半期決算 次世代モビリティ開発向け投資で増収

明治電機工業は、2025年3月期第3四半期決算を発表し、売上高は530億5600万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は15億5900万円(13.0%減)、純利益は12億7300円(14.1%減)となった。売上高は次世代モビリティ開発向けの投資の影響を受けて対前年比で増加となった。
主要顧客である自動車関連企業は、中国市場での販売低迷が継続し、自動車の生産台数と販売台数が減少したが、次世代モビリティ開発は高い水準を維持し、投資も堅調。電気・電子・半導体関連企業は、AI関連投資の増加や自動運転技術関連、データセンター建設への投資は引き続き拡大しているが、スマートフォンやパソコンの需要は回復基調が弱く、全体として投資の持ち直しは慎重。工作機械・産業機械関連企業は、環境負荷の低減や電動車などの新技術向けの投資が引き続き堅調で、特にデジタル化、自動化、省力化、低・脱炭素化に向けた投資が拡大し、生産効率向上への取り組みが進展した。欧米のインフレの影響は緩和しつつあるが、中国の回復が懸念材料となり、全体として生産動向は鈍化傾向で推移した。
通期業績見通しに変更はなく、売上高は775億円(3.9%増)、営業利益は30億1000万円(3.3%増)、純利益は22億4000万円(7.7%減)としている。

https://www.meijidenki.co.jp/ja/ir.html

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