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極東開発工業は、神奈川県大和市の横浜工場で進めていた小型リヤダンプトラックボデーの自動化ラインが完成した。
特装車の生産ラインは、一品一様でのオーダーメイドによる製作が多く、大型~小型までサイズも多岐に亘り、生産の自動化が難しいとされる。今回の新生産ラインは、横浜工場で2021年9月より稼働している中型リヤダンプトラックボデーの自動化ラインに続き、同工場の主力製品の一つである小型リヤダンプトラックボデー生産ラインを刷新したもので、自動溶接ロボットの増設をはじめ効率化を徹底的に追求したことにより、従来のラインと比較して約 45%生産性を向上させた。ボデーラインの全長は76mで、ロボット台数は20台、さらに物流システム 立体自動倉庫設置 ・ フォーク型無人運搬機による部品配膳を行っている。
設備投資にともなう投資額は約12億円で、2024年7月からのトライアル生産を経て当初想定の効果が確認でき、本稼働に入った。