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関西ペイントは、愛知県春日井市に調色工場、販売と物流機能を有する新拠点「関西ペイント愛知ステーション」の建設に着手した。
顧客が求める色は無限にあるため、調色工場はカスタマイズ対応力が必要とされ、ユーザーに近い場所で、必要な種類と量を効率的に製造し、素早く配送することが求められる。同拠点は、塗料需要が大きい中部地区で製造+販売+物流を統合し、自動化による生産効率のアップとヒトへの負担軽減、在庫集約・共同配送による事業競争力の強化を目的とする。
省人化したスマートファクトリーを目指して最新鋭設備を導入することで調色時間を大幅に短縮し、年間70トンの産業廃棄物を削減可能。また工場内の溶剤臭の揮散を最小化した働きやすい作業環境を実現。
70人規模のプレゼンルーム・大型塗装ブースを完備し、自動車補修・建築・防食・工業分野のすべての顧客が来館できるオープンな施設となっている。最新の塗料に触れられる場として、塗装技術の研修等が実施できる場として活用する。
また東名高速道路「春日井IC」を降りてすぐ、国道19号線沿いにあり、名古屋市まで30分の好立地で、西日本・東日本への配送でも優れた物流拠点として機能する。
敷地面積は1万3600平方メートル。調色工場部門・販売部門、倉庫・物流部門を備え、2025年1月に着工し、2026年3月に竣工予定。創業は同7月を予定している。投資金額は約37億円。