
シーシーエスは、ハロゲン照明と同等以上の出力の高出力ハイパースペクトルカメラ用LED照明を発売した。
同色の異物混入や複数の素材の材質分類などハイパースペクトルイメージングを活用した検査の市場規模が拡大するなか、その光源には可視光から赤外まで広い波長域の光を照射できる広波長のハロゲンランプが使われていたが、環境負荷の観点からの生産中止、ランプ寿命による定期交換の手間、照射光による熱問題などのデメリットがあり、その代替としてハイパースペクトルカメラ用のLED光源の需要が高まっている。
それに対し同社は、2023年にハイパースペクトルカメラ用LED照明を開発し、このほど従来のハロゲン照明と同等以上の出力を実現し、インラインの高速検査でも十分な光量を照射可能な高出力ハイパースペクトルカメラ用LED照明を発売した。400~1000nm対応の可視光タイプと、(900~1700nm 対応)近赤外タイプの2種類をラインナップし、撮像に必要な波長域に応じて使い分けでき、同色の異物混入、複数の素材の材質分類など様々な検査で使用可能となっている。