
ニチコンは、EV用充放電器(V2X)との直流連系も可能な公共・産業用蓄電システム「BSシリーズ」を開発し、2025年夏に発売を開始する。
同製品は、EV用充放電器(V2X)との直流連系も可能な公共・産業用蓄電システム。停電時には太陽光発電と蓄電池から三相・単相負荷のバックアップができ、V2Xを活用すればEVの大容量の車載蓄電池からも電力供給ができ、防災対策やレジリエンス強化に最適な三相システム。パワーコンディショナの容量と蓄電池ユニットの台数を選択でき、増設によるシステム拡張にも対応。オプションでV2XによりEVとの接続も可能となっている。
太陽光発電の自家消費、蓄電池によるピークカット・ピークシフトはもちろん、ガソリン車からEV への切り替えによってエネルギーコストとCO2排出量を削減でき、太陽電池・蓄電池・EV の間でDC(直流)のままで電力融通することで、AC(交流)に変換する際に発生する電力ロスが抑えられ、太陽光発電をムダなく活用できるエネルギーパフォーマンスの高い蓄電システムとなっている。
また従来モデルから体積比62%、重量比50%の削減を実現。専用ラックを活用することで狭小スペースにも設置できる。消防庁次長通知(消防予第306 号)に準じ、複数システムを設置する場合でも所轄の消防署への届出は不要となっている。https://www.nichicon.co.jp/2025/02/18/8119/