
安川電機「YRM1010」は、セルを統合制御しながら時系列がそろったデータ収集ができるYRMコントローラの最新モデル。
生産設備の生産効率向上には、セルを構成する機器から統合的かつ時系列がそろった精度の高いデータを収集し、それを分析して結果を生産設備にフィードバックする必要がある。同社は2021年にセルの統合制御と時系列がそろったデータ収集ができるコントローラとして「YRMコントローラ」を製品化し、そのデータを格納・分析・解析を一括して行えるソフトウェアツール「YASKAWA Cockpit(YCP)」と連携させ、リアルタイムに解析した結果をセルの動きにフィードバックし、セル全体をデータ基準で統合制御を実現している。
「YRM1010」は、YRMコントローラの性能・機能を向上し、従来製品に比べて約1.5倍の処理性能を実現。通信も強化し、MECHATROLINK(MECHATROLINK-4/Ⅲで切替可能)は最大128局を接続可能。EtherNet/IP(1Gbps)にも対応し、最大64局を接続可能。種類が豊富なSLIO I/Oを本体に直接取り付けることで多彩なシステムが構築でき、SLIO I/Oは、MECHATROLINK-4など各種ネットワークに対応した連結器のバスカプラを使うことでリモートI/Oとして分散配置もできる。