
富士電機は、プログラマブルコントローラ(PLC)「MICREX-SX シリーズ」について、新製品となる「SPH3300/2200」を発売した。
プロセッサやメモリなど演算エンジンを刷新し、従来機種に比べてアプリケーションの実行速度を高め、制御速度を6.5倍に向上。
また他社PLCではロギング機能を使用した場合、機械制御やシステム監視制御のためのアプリケーションプログラムの実行速度が遅くなり、設備の生産性や精度の低下につながる場合があるが、独自のソフトウェア構造によるロギング機能を搭載し、アプリケーションプログラムの実行速度を高く維持したままデータの記録が可能。包装機や印刷機などに最適な高速制御ができ、かつ稼働状況のデータを記録して設備以上の予兆検知や早期復旧などなど稼働率の改善を可能とする。
また既存の機種から入れ替える際、従来使用していたアプリケーションプログラムを新しい機種の仕様に合わせて作り替え、動作を検証する「移行作業」を行う必要があるが、簡単に移行作業ができる「簡単機種移行ツール」を開発。パソコンの簡単な操作だけで従来機種のアプリケーションプログラムの作り替えを自動で行うことができ、機種変更にかかる労力と期間を大幅に軽減できる。
https://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/1204169_4830.html