NSK、リコンディショニング対応の高負荷容量大形円すいころ軸受を開発

NSK(日本精工)は、業界で初めて、修復して再利用可能にするリコンディショニングに対応した高負荷容量大形円すいころ軸受を発売する。
鉱山で使われるダンプトラックや粉砕機は過酷環境で24時間稼働するため、長寿命・高信頼性の大形円すいころ軸受が使われる。鉱山設備のシャフトやギアなどはリコンディショニングに対応しているが、軸受は対応しておらず、メンテナンス時に全数廃棄・全数交換が行われている。軸受がリコンディショニングに対応するには、修復・再利用をしながら長期間使用できる長寿命化と全部品の詳細点検が可能な分離構造化が必須とされていた。
それに対し同製品は、独自の高精度寿命予測技術を使い、高負荷容量設計を可能にし、現行品の最大2倍の長期間使用できる寿命を確保。さらに内輪の縁部分「小つば」を分離できる構造とし、ころと保持器、内輪を分離して軸受全部品の詳細点検を可能な構造にした。これにより軸受のリコンディショニングができるようになり、メンテナンスコスト削減やCO2排出量削減が可能になった。
鉱山設備メーカーを中心にサンプル品の提供を開始し、2030年に年間20億円を目指す。

https://www.nsk.com/jp-ja/company/news/2025/reconditioning-nsk

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG