
三菱電機エンジニアリング「ケーブル中継ユニット」は、制御盤間の配線作業を専用ケーブルでワンタッチ化できるケーブル中継ユニット。制御盤を設置・改造する際に発生する各種課題を解決し、作業の省力化・効率化が可能となる。
外部端子受けを汎用ねじ端子台で行なった場合、1本ずつねじ端子を配線して、ダクトの開閉があり、配線チェックをしなければならなかったが、同製品を使うことでMIL規格準拠の専用ケーブルでワンタッチで配線でき、ダクトを開閉せず、配線チェックもいらず、扉も開閉しないので異物混入リスクも少なくて済むようになる。シーケンサから制御盤間渡り配線完了までの工数は、ケーブル中継ユニットを使うと、使わない時に比べて99%削減できる。
また、これまで制御盤増設に伴いケーブル長が不足した場合には機器の再構成などの作業が発生していたが、同製品で機器間を中継することで既設の構成そのままの状態でケーブル長を補うことを可能となり、機器の再構成などの作業を解消できる。
三菱電機製汎用シーケンサMELSEC向けFAグッズだが、一部、他社製品との接続も可能となっている。