
エア・ウォーターグループのエア・ウォーター・パフォーマンスケミカルは、神奈川県平塚市の湘南工場内に建設を進めてきた半導体・電池・機能材料開発の中核拠点となる新研究棟「湘南イノベーションラボ」が完成した。
同社は、2021年に電材開発事業部、半導体材料等の機能化学品を製造する川崎化成工業、大東化学を統合して発足。2023年には電池電極に用いる機能材料を有するエア・ウォーター・ベルパールが合流し、グループの中核企業として半導体、電池材料等の機能化学品を製造している。
新研究棟は、高度な半導体材料開発に不可欠なクリーンルームを備え、微量金属分分析機器や開発品の機能評価機器を拡充。川崎研究所と湘南研究所に分散していた電子材料関連の研究資源を新研究棟に集約し、開発品の生産技術向上、評価・分析の高度化を目指し、商品化までのスピードアップを図る。
またグループ内外の共同強研究を行う協業ゾーン、コミュニケーションゾーンを設置し、意見交換を活発化することでオープンイノベーションを推進する
地上7階建てで建築面積は721平方メートル。延床面積は4608平方メートル。総投資額は約28億円。