
キーエンスは、高性能とオープン性を極限まで高めたプログラマブルコントローラ「KV-Xシリーズ」とサーボシステム「SV3シリーズ」を発売した。
KV-Xシリーズは、プラットフォームを一新し、CPUに高速処理が可能なクアッドコアCPUを採用。4つのコアが並列処理を実行することでスキャンタイムもドライブレコーダもモーション制御も超高速化し、スキャンタイムは従来比7.8倍、ドライブレコーダ処理時間も10分の1に短縮した。SV3シリーズも制御周期62.5μs/5軸で従来比2倍となっている。
ネットワークも、世界で使われている2大ネットワークであるEtherCATとEtherNet/IPどちらもCPUに内蔵。OPC UAにも対応。モータはサーボモータはもちろん、電動アクチュエータまでつなぐことができる。
新開発の「Universal Library」18メーカー・50シリーズ以上の機器の設定ファイルをプリセットし、ケーブルでつないで機種を選ぶだけで他社機器もすぐに設定完了。他社機器用の設定ツールや設定転送用のケーブルは不要。
プログラミングサポートソフトウェア「KV STUDIO」は、資産流用とプログラム生成、立ち上げの工数削減機能を充実。PLCopen準拠のFBやST言語でプログラム資産を流用でき、コピー&ペーストだけで位置決めプログラムを自動生成する試運転機能を備え、複数軸まとめて一括試運転・チューニングが可能。世界標準のプログラム環境で流用性を高めて標準化が可能となっている。。
また従来のKVシリーズで評価の高かった機能は継承。パソコンレスでデバイスのモニタや変更ができるハイパーアクセスウィンドウは引き続き搭載し、既存ユニットもそのまま使え、プログラムも流用可能となっている。
https://www.keyence.co.jp/products/controls/plc-building/kv-x/pr/182844001.jsp