
カナデビアは、固体高分子型水素発生装置の中核機器となる水電解スタックの量産工場を山梨県都留市に建設する。
新工場は、山梨県都留市厚原地内の新工業団地に約80億円を投じて建設予定で、2025年に設備設計に着手し、着工は2026年6月頃を予定、2028年度末までに完成、操業開始を計画する。水電解スタックの生産能力は年産1GW(製造水素換算15万7000トン)になる。
同社は、山梨県などが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業として実施している同県米倉山でのP2Gシステムの技術開発事業に水素発生装置を納めており、2021年には山梨県などと共に再生可能エネルギー由来の電力を活用した水電解による水素製造プロジェクトがグリーンイノベーション基金事業に採択され、水素発生装置の大型化などに取り組んでいる。
新工場の敷地面積は約3万6000平方メートル。PEM 型水素発生装置の水電解スタックおよびシステム(将来計画)を生産し、生産能力は1GW/年以上。投資額は約80億円。
https://www.kanadevia.com/newsroom/news/assets/pdf/FY2024-118.pdf