
オムロンは、温度調節器(デジタル調節計)の高性能タイプ「E5CD-H」を発売した。
同製品は、48x48mmサイズで、高分解能かつ高精度入力に対応し、0.01℃表示ができる、デジタル業界に特化した機能を搭載した温度調節器。プッシュインPlus端子台を採用し、工具不要で差し込むだけで配線作業の負荷と工数を低減。まるでイヤホンジャックに挿し込むかのような感覚で作業でき、従来のねじ端子台に比べて約60%配線工数を短縮できる。
主要なアプリケーション向けの機能も備え、包装機向けの表面温度測定での揺れを抑える「自動フィルタ調整機能」は、包装機用温度センサと一緒に使うことで、シール面のヒートバーの表面温度を正確に計測して制御でき、包装を高速化しても安定したシールが可能。成型機向けの「水冷出力調整機能」は、生産速度を変更した際の温度揺れ要因を抑え、現場調整なく安定性能を維持できるようにした。
また半導体製造工程向けには、定型外乱による温度変動を自動で抑制する機能があり、温度が安定するまでの待ち時間を最大80%削減可能となっている。
https://www.fa.omron.co.jp/products/family/3937/feature.html