日立産機システム 配電用変圧器 オンライン常時監視ソリューション 変圧器内部異常を初期段階で捕捉【予知・予兆保全特集】

日立産機システムは、配電用変圧器の絶縁油中の水素ガスをセンサーで検知し、アラートにより異常発生をリアルタイムで捕捉するオンライン常時監視ソリューションを展開している。
配電用変圧器のうち、絶縁油を使用する油入変圧器の内部異常対策は、油中ガス分析による診断が一般的だが、採油作業には多くの人手と時間が必要とされる。油中ガス分析は定期点検時に測定するため異常をリアルタイムに捕捉できない課題もある。
それに対し同社は、異常の初期段階で発生する水素ガスに着目。絶縁油や絶縁紙は放電や過熱などの異常によって分解した際に可燃性ガスが生成されて絶縁油中に溶解する。その中で水素ガスは生成時に必要なエネルギーが小さく、全ての異常モードで発生するため、水素ガスを常時測定することによって変圧器内部で発生した異常発生を早期に補足することができる。
油入変圧器の排油弁に水素ガスセンサーを取り付けて水素ガス濃度を測定。測定した値は携帯キャリアの通信網によって伝送してクラウドに蓄積し、PCやスマートデバイスなどで確認できる。閾値を超えると監視画面で警報を表示し、登録されたアドレスへ警報メールを自動送信し、CBMに基づいた計画的な予防保全を可能とする。

https://www.hitachi-ies.co.jp/information/news/20240528

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