
日本トレクスは、愛知県豊川市の本社工場内で建設していたトレーラ生産用の新工場棟が完成した。
新工場は、トレーラの溶接と塗装を一貫ラインとし、現行の生産工程における高所作業を低減。フレキシブルな生産体系と安全な作業環境を実現している。
各工程で自動化による省力化・省人化を推進し、ショットブラストや粉体塗装、メインレール溶接などの重要工程をロボット化し、ハイブリッドな生産現場を構築。ロボットは、ショットブラストで12台、粉体塗装で4台、AGVを5台、メインレール自動溶接機を2機備えている。生産能力は現行比で約40%向上し、生産能力は年3000台。
また、本社事業所で使用する電力の10~15%を賄うことを可能とした太陽光発電システムを屋上に設置し、NAS電池蓄電システム(1800kw)設置により休日に太陽光を蓄電することで再生可能エネルギーの活用を推進。CO2排出量を年間約3.2t削減し、環境にも配慮した工場となっている。
投資額は約53億円。建屋面積は1万2148平方メートル。