
ニッタは、北海道中川郡池田町に、メープルシロップ製造工場を竣工した。
同社は、1906年に当時の主力製品であった動力伝達用革ベルトの製造工程に必要なタンニンの原材料となる槲(かしわ)の木を確保するため同地に進出し、いまも十勝地方に6700haの広大な森林を保有している。2022年に新事業探索チームによりSDGsの観点から自然環境を生かした製品開発の提案が出され、2024年に事業会社として「わくっとニッタ」を設立。事業の第一歩として国産メープルシロップの製造・販売を開始することとした。
新工場は、木造平屋建てで、建築面積は338平方メートル。濃縮機などメープルシロップ製造設備一式と樹液回収チューブライン一式を備えている。