
新出光は、熊本県玉名郡長洲町に住友電気工業のレドックスフロー電池を用いた系統用蓄電池を建設する。定格出力は1990kWで、電池容量は8000kWh。2026年11月の運用開始を目指し、運用開始後は市場取引を電源開発に委託する予定。
レドックスフロー電池は、高い安全性(極めて低い火災リスク)で不燃性の電解液と難燃性材料を使用することで、火災リスクを極めて低く抑え、高い安全性を実現しているのをはじめ、長寿命で電解液や電極の劣化がほとんどなく、運転方法に関わらず長期間にわたる安定稼働が可能。エコフレンドリーで電解液および機器材料のリユース・リサイクルができ、廃棄物削減による環境負荷の低減に貢献し、ライフサイクルコスト優位性が高く、セルや電解液の交換が不要なため、ランニングコストが大幅に削減され、経済性に優れているという特徴を持つ。