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2023年2月期の売り上げは、減収減益になりそうだ。昨年夏ごろまでは順調な売り上げで推移していたが、9月頃からは流れが変わって来ている。前期にあった5G関連の受注が少ないのも減収の要因だ。加えて、部品や原材料不足などの影響も受け、注文をいただいても納品できず、売り上げを計上できないことが増えている。また、当社の主要需要先である電力関連の投資が依然低迷しており、ビルやインフラ関連なども人手不足などもあり、計画通りに工事が進んでいないことで、盤用機器向けも停滞している。
このところの原材料価格の高騰や物流費上昇などに対応して、22年8月受注分から製品価格を改定した。今後の利益率改善につながることを期待している。
23年の景気はなかなか読めない。ただ、22年度に当社の部品がそろわなかった分や、お客様事情で納品が先延ばしになっている分などの売り上げ計上が見込めることなどから、23年度は今年度並みの107%前後の売り上げ計画を立て、今期の減少分を挽回したい。また、価格改定効果も期待している。
新製品として、今年春ごろにUL規格取得品のヒューズホルダーを発売する。さらに、コロナの感染拡大で発売が遅れていたスプリングロック式の端子台も、15~80Aぐらいまでをラインアップして、トランスや弱電分野に拡販を行っていく。
20年度より中期経営計画「分かち合いプロジェクト」を進めているが当社の経営理念「優親速廉」を具現化し、「お客様のご満足のために成長を続ける企業であり続ける」をモットーに全社員が価値観を共有できるようにしていきたい。その一環として、パーパスを作成し社員のマネジメント教育を昨年から始めている。
新型コロナの感染拡大もあり、中期経営計画を大きく進められない状況であったが、2027年の創業100周年に向けたビジョン具現化していきたい。
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