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2023年は、半導体や化学業界などの需要低下の影響を受けたが、DCS(分散形制御システム)の更新は計画的に進んでおり、脱炭素化や DXに向けた取り組みなどへのニーズが高い。
脱炭素化に向けた取り組みとしては、計測・制御・情報を活かした事業所のプロセス改善や、再生可能エネルギーを含めたエネルギーマネジメント等のソリューションが好評である。複数の企業との取り組みとしては横河電機や横河ソリューションサービスなどと異業種企業11社で千葉県の五井地区及び蘇我地区のコンビナートにおいてカーボンニュートラルの実現に向けた共同検討を進めている。エネルギーマネジメントシステムの導入など、実効性の高い施策を見出し、コンビナートの脱炭素化に寄与していきたい。
DXでは横河デジタルのコンサルタントとともに、現場に熟知しているからこそ実行可能な操業の最適化について提案活動を行っている。近年は当社としても主力工場の1つである甲府工場を含めたインターナルDXに取り組んできた。変革を進めるうえでは、企業活動全体を見据えた構想と現場のマインドセット変革が重要となる。また、ソリューションとして昨年「アクショナブル意思決定支援システム」を発表。ベテランのノウハウをシステム化し、経験の浅いオペレーターの判断を支援するもので引き合いも多い。
サステナブルな社会の実現には、運用とマネジメントの独立性のあるシステムが連携し、単独では実現できない目的を、システム全体として創発的に実現するSystem of Systemsの考えが重要となる。2024年は、当社の強みであるプラントの運用・制御を最適化するオペレーショナルテクノロジー(OT)と、情報技術(IT)をより高いレベルで融合させ、お客様のDXをサポートしていきたい。
https://www.yokogawa.co.jp/about/yjp/
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