【各社トップが語る2024】B&R「リニア搬送拡大と次の挑戦」小野雅史代表取締役

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2023年は納期問題で大打撃を受けたが、いまはだいぶ回復してきた。それでもバッテリ製造装置向けにリニア搬送システム「ACOPOStrak」が採用されるなど良い流れも出てきている。特に三品産業は新しい機械や装置に挑戦するという土壌があり、順調に推移している。

2023年の大きなニュースとして、花王様に浮遊型リニア「ACOPOS 6D」を採用いただき、それをプレスリリースとして公式に発信されたことが挙げられる。5月にドイツで行われた包装技術の国際展示会「interpack」でもB&Rブース内にデモ機を出展頂き内外にアピールしたほか、これ以外にも当社のリニア搬送システム等の採用事例が多くの企業から公開され、イノベーションを起こすことができる企業としての認知も広がってきた。6月にはB&Rジャパンイノベーションセンターを移設そして新規開設し、お客様のワーク持ち込みデモや検証のほか、購入者への組み立てトレーニングなどもできるようになった。

当社はインテグレーテッドオートメーションカンパニーとして、リニア搬送システム単体ではなく、コントローラやサーボシステム、画像処理も含めて統合型オートメーションで高性能な機械、イノベーティブな装置の構築提案を強みとしている。日本では統合型オートメーションに対するハードルは高いが、リニア搬送システムも広がりはじめ、ひとつの山は超えた。次のチャレンジとして統合型オートメーションのメリットの啓蒙を強化し、日本市場にリニア搬送システムを根付かせ、統合型オートメーションにつなげ、多品種小ロットに適応した新しい生産ラインを確立していく。

1月末のIIFESでは、統合型オートメーションの紹介に加え、ACOPOS 6Dの磁気浮上型リニアや新商材としてコーディアン社のパラレルリンクロボットも展示する。

https://www.br-automation.com/ja/

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