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2023年度はオプテックスグループ全体としては増収を確保する見込みだが、エフエー事業については減収の結果となった。要因としては、中国における二次電池向け投資の鈍化や半導体関連設備の投資抑制、顧客の在庫調整が影響している。一方で、次の成長の機会に向けての準備は着実に進められた。2023年3月には京都中央営業所を新設し、センサ事業の営業強化を図った。LED照明事業においても、博多と広島に新たな拠点を開設した。また、自社主催のオンラインセミナーを通じて、多くの顧客に接点を持つことができた。原材料コストの高騰に伴う販売価格の適正化もお客様のご理解を頂く事が出来た。
製品面では、業界初16チャンネルを搭載したIO-Linkマスタ、ファイバアンプやアナログI/OなどIO-Linkデバイスのラインアップを拡充した。IO-Linkマスタは業界唯一の製品として注目を集めている。また次世代センシングLED照明の新機種を追加するとともに、照明コントローラの遠隔制御機能を用いたリモートアクセスソリューションを提案した。食品業界には印字、熱画像、AI画像検査と幅広い検査ソリューションで高評価を得ている。
2024年は国内市場の更なる成長や中国市場の回復が期待され、見通しは悪くは無い。投資家からもレーザ変位センサやIO-Link機器への開発力に大きな期待が寄せられており、IIoTに向けた製品ラインアップの拡充を継続する。また、健康経営優良法人として4年連続での認定を受け、働きやすい職場環境の実現にも努めている。これらの取り組みを通じ、付加価値の高い商品・サービスをお届けすることによって、1社1社の顧客満足度の向上と共に、事業の成長と社員の幸福を目指していく。
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