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2023年は、日本のお客さまからの市場需要は1年を通じておおむね安定していた年となった。中国と東南アジアのエンドユーザー市場は中国の不動産危機の影響を受け、2023年後半には輸出主導のお客さまの間で消極的になった。プラス面としては、ニアショアリングの流れが国内市場の需要増につながったことが挙げられる。
2021年と2022年はコロナ禍と世界的な電気・半導体の部品不足の影響を大きく受けたが、その結果としてお客さまはサプライチェーンとの連携強化に主眼を置くようになった。また技術革新を含んだ新製品開発への回帰も見られるようになっている。
2024年は、好調な3年間を経て、市場がやや後退し、顧客の在庫調整が上半期の需要を停滞させる可能性がある。世界的な指標では、2024年後半に主要産業部門の成長が回復すると予測されており、アジア太平洋地域が主要な成長ドライバーとして浮上している。またインフレと金利の安定化は、新しいオートメーション・プロジェクトへの投資の増加をサポートすると予想される。
アフターコロナへの転換、半導体の供給問題の終息を経て、2024年は攻めの姿勢で販売経路を広げていく。1月開催のIIFESや6月開催のFOOMAなどの展示会に出展し、多くのお客さまにHMS製品の価値を認識していただけるようにする。またお客さまのオートメーション・プロセスの改善と拡大に役立つエキサイティングな新製品も発表する予定だ。
HMS製品は、常に最新の技術や国際規制の動向に対応し、日本企業がグローバル市場での競争力を高められるものになっている。例えば、安全関連のセキュリティに重点を置いた新しいEU機械規則(Machinery Regulation)などにも対応している。HMSの最新技術と高品質な製品により常に信頼していただけるよう取り組んでいく。
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