【各社トップが語る2024】CALEXテクノロジー「防爆式厚み計の拡販推進」田中 健一 代表取締役社長

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2023年12月期の売り上げは前年度比20%減少した。
 英・CALEX社の工業用放射温度計「ExTempシリーズ」の販売は堅調であったが、英・EXTRONICS社の国内防爆検定取得済の本質安全防爆形無線バーコードスキャナーが、IEC規格の変更に伴い申請に時間がかかり、昨年6月頃まで販売ができなかったことが大きく影響した。7月以降は販売できるようになったが、前半の落ち込みをカバーするところまではいかなかった。また新製品として、伊・pixsys社の制御情報を一元管理するSCADA的な使い方ができ、電流、温度、湿度などを表示・設定できるマルチ機能を有する表示器の販売も、営業人員の不足で計画通りに進まず、売り上げ増につながらなかった。
 2024年の売り上げは前年度比横ばいか、微増で考えている。
 本質安全防爆形無線バーコードスキャナーは、受注が入っていることからEXTRONICS社の経営方針に大きな変更がなければ売り上げが見込める。工業用放射温度計も昨年同様継続して堅調な売り上げが見込め売り上げの中核を支えるだろう。昨年計画通りに動けなかった表示器は販売店経由での拡販を考えていきたい。
 今年新たに注力する製品として、本質安全防爆式厚み計の販売に取り組む。超音波技術を使ったマルチエコー方式で、周波数を変えることで、金属、プラスチックス、木材、コンクリートなどの素材の厚みを測れるのが大きな特徴だ。本質安全防爆式の厚み計はまだ市場にないだけに、爆発危険領域での用途が見込める。これからの国内の防爆検定を取得する必要があるが、早期に販売体制を整え、バーコードや温度計と並ぶ製品の柱にしていきたい。
 ここ数年営業強化へ人員増を考えているが、引き続き模索しながら防爆関連機器のスペシャリストとして取り組んでいく。

https://calextechnology.com/

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