
2023年12月期の売り上げは、前年度比微増であった。産業用Ethernetケーブルの加工・販売は堅調に拡大しており、販売開始当初に比べ売り上げは100倍に、この3年間では5倍に伸長している。これに対してOA工事部門は伸びなかった。
24年12月期の売り上げは前年度比120%で計画している。今年は当社が製造と工事部門を、関連会社のネットシステムが、販売とエンジニアリング部門に機能を分けることで、それぞれが特色を持った事業展開を行っていく。当社は、産業用Ethernetケーブルの加工販売、および工事を中心に取り組み、従来のオフィスやビルなどのOA系LAN工事関係からシフトしていく。工場ネットワークでは光ファイバーの採用が増えているが、耐屈曲性、難燃対策などで敷設工事の難しさがあり、当社のネットワーク工事の長い経験が生かせる。さらに、産業用Ethernetの技術を絡めながらロボット向けケーブル販売にも力を入れていく。合わせてLANコネクタの製造販売も継続していくが、コンポーネント単品売りからネットワークを絡めたシステム販売を強めることで、競争力を高めていきたい。
一方、ネットシステムは、制御領域のネットワークとオートメーションを中心にしたIoT分野の市場開拓に取り組む。ネットシステムは今までWebを通じた制御部品販売を展開してきたが、IoTやDX関係にシフトすることで新たな付加価値販売を目指す。また、ネットシステムは今年から、タイで今まで当社が行っていた制御部品販売も開始する。タイでは日本製制御部品に対するニーズが高く、販売できるチャンスがまだまだある。海外にまだ販路がない日本メーカーの商材を紹介していきたい。
このところ社員の若返りも進めている。今後の飛躍には若い人の創造性、価値観を生かしていくことが重要で、その育成にも注力していく。