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コラム・論説

  • 2016年3月9日

川を上れ、海を渡れ!-家電業界敗退に学ぶ、擦り合わせ遺伝子- 【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(15)

「川を上れ、海を渡れ!」という言葉がある。「川を上れ」は、時間の流れ。“歴史を遡って学べ”という意味であり、「海を渡れ」は、“世界情勢に目を向けろ”との意味だそうである。 今、中小製造業にとって最も重要な言葉ではないだろうか? 戦後70年に及ぶ日本の […]

  • 2016年2月24日

【インダストリー4.0】山田太郎の製造業は高度な情報産業だ!(6)

■日本とドイツで異なる解決策 今回の連載では、日本版Industry4.0は何を目指すべきなのかということと、また何を経営者は考えていかなければならないかについて触れてみたいと思う。私は、日本のIndustry4.0はドイツのそれとは違うものでなけれ […]

  • 2016年2月24日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (39)

■上下の欲を同じくする横との関係が難しい日本 孫子の兵法書に「勝と知るに五有り」とある。前回までに「もって戦うべきと、もって戦うべからざるとを知る者は勝つ」と「衆寡の用を知る者は勝つ」の2項に関して考察してきた。3項目は「上下の欲を同じくする者は勝つ […]

  • 2016年2月17日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (38)

■今こそ衆寡の用を知る 現状打破する弱者の戦略 孫子の兵法書に「勝と知るに五あり」というのがある。この「勝」は戦場における勝利の条件という意味で記してある。 その1は、前回述べた「もって戦うべきと、もって戦うべからざる者は勝つ」であり、しごくもっとも […]

  • 2016年1月13日

世界のカギを握るインド 中小製造業の交流が必要 前アマダ専務高木俊郎の「異国インドにズームイン」

安倍首相による外交はインドとの関係促進に力を入れている。インド初の高速鉄道計画で日本の新幹線方式の採用や、日本からインドへの原発輸出を可能にする原子力協定などホットな話題に沸いている。インドは今後目覚ましい発展を遂げる可能性のある国である。日本との関 […]

  • 2015年12月16日

灯台

▼「ガラパゴス」-この言葉を聞いてどんなイメージを持つだろうか? 「世界標準とは違う独自基準を持つ非効率さ」-産業界ではこんな言葉の意味が独り歩きし、悪いイメージが定着してしまっている。でも、果たしてこれは正しいことだろうか? ▼ガラパゴスという言葉 […]

  • 2015年12月16日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(35)

■創業時の技術に“加える”新しい製品は先端技術だけでない 経済大国である日本には、多くの業界がある。それぞれの業界には正会員法人と賛助会員法人で構成する業界団体がある。 業界団体ができる背景の一つには、業界の市場規模がある。小さな市場規模では業界団体 […]

  • 2015年12月9日

中小製造業の【実行するMINI Industry 4.0】 -『レトロ指向』がオートメーション化を実現する- 提言(13)

2015年も年の瀬を迎えようとしている。製造業界にとって本年は、歴史的な潮目の変化を感じる年であった。BRICsと騒がれた新興国への期待は、中国の経済変調の影響で大きく後退した。また、安い労働力を求めた『チャイナ・プラスワン』は大幅に影を潜め、海外進 […]

  • 2015年12月9日

灯台

▼人を動かそうとしたら欲求に訴えかけることが不可欠だ。理想的なのは、好意や良い感情によって前向きに取り組んでくれることだが、なかなかそういうわけにもいかないのが難しいところ。美味しいエサがぶらさがっていても、人間はなかなか釣られない。逆に危機感を煽っ […]

  • 2015年12月9日

QCD向上のために重要な設計変更情報 – 山田太郎の製造業生き残りのためのスペックマネジメント術 (3)

どの製造業の会社においても問題になっている設計変更について、今回は触れてみたいと思う。すり合わせを得意とする日本の製造業は、この変更対応力こそ企業競争力の源泉となる。日本の製造業の戦略的手法と認識し、積極的に変更対応の仕組み構築に取り組むことが重要で […]

  • 2015年12月2日

【インダストリー4.0】山田太郎の製造業は高度な情報産業だ!(4)

前回の連載でも触れたが、Industry4.0は革命(レボリューション)なのか改善(エボリューション)なのかについて考えてみたい。今、日本で発売されているIndustry4.0の本を読むと、日本の多くの方が勘違いをしてしまっているのではないだろうかと […]

  • 2015年12月2日

灯台

▼今日からシステムコントロールフェアと計測展、国際ロボット展が東京ビッグサイトで行われている。いま製造業界で最もホットな話題である「インダストリー4.0」 と「IoT」を実現する“ど真ん中”の技術が集まり、これまでにない盛り上がりになると予想されてい […]

  • 2015年12月2日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(34)

「近頃の営業マンは現場に行かなくなった」などという声がよく聞こえてくる。 現場という概念は人によっても違うし、立場によってもさまざまである。顧客や見込み客を指して現場という場合もあるだろうし、顧客の中のそれぞれの部署を指す場合もある。立場によっては機 […]

  • 2015年12月2日

KUKAの次世代協調型「LBR iiwa」~産業用ロボット市場の最新事情(上)

安全性が非常に高く、人と一緒に作業できる協調(協働)ロボットが各社から登場するなど、ここにきて産業用ロボットは急速な進化を遂げている。そこで2回にわたって、産業用ロボットの世界的トップメーカーであるKUKAロボティクスの次世代協調型ロボット「LBR […]

  • 2015年12月2日

日本の産業用機械業界を襲うIndustrie4.0に向けた新たな試練 その2 SAPジャパンの超リアルタイムビジネスが変える常識(3)

■変わるために必要なこと トップダウンで大胆な決断と実行 前回は「予測の優劣が競争優位を左右する」というテーマで、事業における競争優位のポイントが、事前予見や予測の精度に大きく左右されることをお伝えしました。今回は「変わるために必要なこと」というテー […]

  • 2015年12月2日

【寄稿】M2MとCloudの融合がもたらす IoTのビジネスインパクト

■ IoTの構成要素 マイクロソフトは、四つの構成要素でIoTが実現できると考えています。まずは、「モノ」。これはエレベーターや産業ロボットのような比較的大きなモノから、センサーやスマートフォンのような小さな機器までをモノとして捉えています。これらの […]

  • 2015年11月18日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(33)

孫子の兵法書は現代の企業経営にとって大いに参考になるところがあり、多くのビジネスマンの人気の書になっている。この本は、紀元前中国の春秋戦国時代に書かれたと言われているので、二千数百年前のものである。それが現代でも通用するのだから単なるハウツー本ではな […]

  • 2015年11月18日

インドとドイツが急接近 CPSで産業が変わる 前アマダ専務高木俊郎の「異国インドにズームイン」

タタ(TATA)は、傘下にタタ・スチールや、電力会社など100社を超える巨大企業を有するインドの最大財閥である。約27万円の自動車「ナノ」発売や、「ジャガー」「ランドローバー」の買収で話題となった企業もタタ財閥の一員のタタ自動車である。 インドに行く […]

  • 2015年11月4日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (32)

産業系マーケットにおいて小口の客を制する者は業界のマーケットを制すと一般的に言われている。電気部品やコンポ商品においても然(しか)りと言える。これまでは小口客層に電気部品やコンポ商品を供給しているのは主として地域にある販売店である。販売店では右から左 […]

  • 2015年10月28日

中小製造業の未来を開く『実行するMini-Industry 4.0』-新幹線(増築工場)と在来線(現在の工場)- 提言:日本の製造業再起動に向けて(12)

日本の中小製造業を取り巻く環境が大きく変化している。特に精密板金業界など製品の適用範囲が多岐にわたる業界では、輸出依存業種やIT業種からの受注が激減する一方で、内需関連業種は依然として活況を呈している。2万社を誇る中小製造.町工場で構成される業界内は […]

  • 2015年10月28日

スペックマネジメントにおけるBOM(部品表)の注意点 – 山田太郎の製造業生き残りのためのスペックマネジメント術(2)

「この設計変更によって原価がいくら上がるか分からない」「製造現場で勝手に新しい図面ができている」「リペアパーツをいつまで保管したら良いか分からない」「金型が散在していて結局、新規金型を起こした」。1998年当初、私が日本に『PLM』という言葉を初めて […]

  • 2015年10月21日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(31)

近代戦兵団を構成した歩兵・騎兵・砲兵 営業活動にも三種の兵力 戦闘機や機甲師団の登場によって戦場の様相は一変した。それまでは、戦場に大砲が登場するまでの長い間、兵団の兵種は歩兵と騎兵で構成されていた。大砲が登場してからは近代戦になり、兵種が一つ増えて […]

  • 2015年10月21日

魚料理や牛肉はご法度 日本と異なる「食の価値観」 前アマダ専務 高木俊郎の「異国インドにズームイン」

秋の魚「サンマ」がおいしい季節になった。魚をおいしく食べさせる技術は、日本が文句なしの世界一。最近は、世界中で「日本食」がブームとなり、「魚料理」もメジャーになってきたが、インドで「魚料理」はダメ。「魚は極めて貧しい食べ物である」と思うインド人が大半 […]

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